今年は
うるう年ですね。
この「うるう年(閏年)」っていうのは、
4年に一度、オリンピックといっしょに来る
墓石業界にとっては
ちょっとした「やっかいもの」なんです・・・。
地域によっては墓石店や仏壇店などの
売上げに影響が出るお店も少なくありません。
というのも、うるう年には昔から伝わる
ある
「言い伝え」があるのです。
それは・・・
『うるう年には法事をしてはいけない、
仏壇は買うべきでない、
お墓を建ててはいけない』などというものです・・・。
ひぃえ~!!なんということでしょう!
こんなことを言われてたら
葬祭業界はつぶれてしまいます・・・。
でも、僕が東京で霊園墓石販売していた頃は
こんな言い伝えの「うるう」の「う」の字も
聞いたことがありませんでしたよ~。
この話は広島に帰ってきて
はじめて聞いたものでした。
いろいろ調べて分かったのですが、
これは、まったくの迷信のようです。
みなさんが納得できるよう
一番分かりやすく解説された書籍が
ありましたので、ここで紹介してみましょう。
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これは九州地方から出た言い伝えで、
むかし九州のある藩主が、閏年には
仏壇の購入を禁止するという布令を出した
ことから生まれた「迷信」とされています。
旧暦による閏年では、一年は
13ヶ月(平年の12ヶ月プラス閏月の1ヶ月)となります。
ところが、閏年だからといって藩主が
家臣に与える禄高は変わりません。
どうしても
節約をせまられます。
閏年には仏壇の購入をするなという布令は、
家臣たちの生活の苦しさをやわらげるための
苦肉の策であったのです。
これが、いまに伝わって、
うるう年(閏年)には法事をしてはいけないとか、
仏壇は買うべきでないとか、墓石は建てない、
などとする言い伝えとなったというわけです。
本年(平成20年、西暦2008年)は、
新暦のうるう年(閏年)です。
周知のとおり、新暦の閏年では、
二月が一日だけ増えるだけですし、
上記のような理由からも、
『うるう年(閏年)には法事をしてはいけないとか、
仏壇は買うべきでないとか、墓石は建てない、
などとする言い伝えは
誤り』だということが
理解されるでしょう。
迷信とされることも、その由来をたどりますと、
なかなか面白い話がありますが、
現代の私たちの生活とは関係のないものが
少なくないこともわかります。
(参考:『仏事の基礎知識』藤井正雄著 講談社)
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いかかでしたでしょうか?
今年お墓を建てたいのにとお悩みの方、
ご近所にそう言われて困っていた方、
ご親戚にうるうはやめとけと反対された方、
これでお悩みが
解決されたことと思います。
もし、それでも踏ん切りがつかない場合は
菩提寺のご住職にご相談されてみてはいかがでしょうか?
これは僕の考えですが、おそらく、
「うるう年だから墓を建ててはいけませんよ」
と言われるお寺さんはいらっしゃらないと思います。
だって、それは全てこちら側(生きているもの)の都合だし、
仏様のことを何ひとつ思いやってのことではないからです。
なによりも「うるう年だから供養をしてはいけない」という
言い伝え自体がもう、今の時代には全く関係のないこと
なのですから・・・。
今日はちょっと長くなってしまいましたが、
うるう年のことでお悩みの方のために
少しは役に立つお話ができたかなぁと思います。
お墓のことって、以外に普段縁がないですから、
わけのわかんないことが多いですもんね。
それでは、また会いましょう!
じゃあの。
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タグ : うるう年 お墓 墓石