(前回からのつづきです)
次の日の夕方、17時。
時間になっても誰も来ません。
17時半・。
18時・・。
18時半・・・。
「あれ〜、おかしいな、日にち間違えられたのかな?」
と思い、19時になったら帰ろうと最後の
見積りをしながら待っていました・・・。
19時。
やっぱり誰も来ません・・・。
「なんだ、やっぱり間違いだったんだな。」
そう呟きながら、事務所の戸締りをはじめました。
車を出して、展示場の大きな門をガラガラ〜と引きずり、
門を閉じて鍵を掛けていました。
「さぁ、帰ろう。」と、寂しく車へ乗り込みます。
するとそこへ、西条方面から一台のタクシーが
ウインカーをチカチカさせながら近づいてきました。
そしてそのままするりと、
こちらへ入ってくるではありませんか。
「キキーッ!!」
勢いよくタクシーが止まります。
「キターーーー!!!」(山本高弘)
「す、すいませ〜ん!」
その声と同時に後ろのドアが開き、
あのお婆さまと娘さまが慌てて出てきました。
「ああ、お久しぶりです!!」
「すいません!電話をしたのですが繋がらなくて。」
「えっ!?電話なりませんでしたよ」
「この番号じゃないですか?」
「ああ、それは426が423になってますね。違います(笑)」
「それでか〜(汗)。」
娘さまとお婆さまが顔を見合わせながら笑っていました。
「あと少しで帰るところだったんですよ。
ほんとにあと30秒遅かったらもう出ていました(笑)」
「ああ〜ほんとすいません・・・。」
「でも、こうしてお会いできたっていうことはお母さん!
やっぱり三徳さんとご縁があるんだね(笑)」
・・・と、立ち話でしたが3年前のことなどを
懐かしくお話していました。
すると、お婆さまと娘さまが突然切り出されました。
「実は、お話というのは・・・」
≪つづく≫
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